柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ

2024.04.07

《ブログ》岐阜新聞さんに掲載いただきました

昨日付の岐阜新聞さんにて、熊谷守一展を取り上げていただきました。

記事でも触れていただいておりますが、
本展では久しぶりに蝶、猫、蟻のモチーフが揃いました。
植物の作品とあわせて、人気の高い熊谷作品のモチーフです。

蝶は油彩画、猫は木版画、蟻は墨彩画でそれぞれ展示しております。

蝶はお写真に出ている揚羽蝶の作品です。
以前、昆虫学者の方がテレビのインタビューでお話されていたのですが、蝶には4枚の羽があって、上の羽と下の羽がそれぞれ2枚あるそうです。そして、上の羽と下の羽をそれぞれ動かして羽ばたいているそうで、熊谷作品はその上と下の羽が描き分けられているということをおっしゃっていました。
熊谷先生の蝶がいつも瑞々しく飛んでいるような感じがするのはそのせいかと納得しました。

熊谷先生は晩年は自宅からほぼ出ることなく、自宅と、自宅の庭で出会う動植物や雨粒、光などを熱心に観察して描いていたことで知られますが、そうした観察眼が光る作品ですね。

柳ケ瀬画廊の熊谷守一展は28日(日)までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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