2022.12.04
《作品紹介》熊谷守一「なす」木版画
柳ケ瀬画廊では、12月18日まで、
「小品特選展」「〈小特集〉田村幸帆展示」を開催中です。
会期中、ブログにて展示作品をご紹介しています(*^^*)
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熊谷守一先生の木版画「なす」を展示しています。
画面寸法は18.8×26.2cmで、
美術の世界では「サムホール」と呼ばれる小さなサイズの作品です。
サム(親指)で支えられるようなサイズという意味で名前がつけられたそうです。
熊谷先生は、「4号」(約33×24cm)と呼ばれるサイズの板が絵具箱にすっぽりと収まることから愛用していましたが、4号サイズに次いで描いたのがこの「サムホール」というサイズでした。
今回の作品「なす」は、熊谷守一先生の最晩年、1977年の制作です。
画面の左下には熊谷先生の印章が押されています。
限定300部で刷られました。
「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」という縁起のよさと、
青紫色と茄子と赤色の輪郭線の対比がおしゃれなので、なかなか手に入りにくい作品のひとつです。
価格は35万円(税別)です。
お気になられましたら、柳ケ瀬画廊までお気軽にお問い合わせくださいませ。
弊社ウェブストア(https://yanagase.stores.jp/)でも販売中です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子