柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

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2021.08.15

《作品紹介》藤田嗣治 加藤東一 傍島幹司

柳ケ瀬画廊「お盆秀作鑑賞展」開催中です。

案内状には印刷が間に合いませんでしたが、
現在 藤田嗣治、加藤東一、傍島幹司の作品を追加で展示しています。

藤田嗣治作品は、婦人像の素描です。
今年の春の「熊谷守一・藤田嗣治展」以来の取扱作品になります。
墨で描かれていますが、擦筆(さっぴつ)という画材を使っているので、日本画風ではなく西洋風のデッサンに仕上がっています。年代も入っていて、戦前にパリに渡って活躍していた頃の作品とわかりました。

加藤東一作品は、パステルのさらっとした素描2点です。
岐阜のお生まれで、鵜飼や金華山などの岐阜モチーフを多く制作しているため 柳ケ瀬画廊でも取扱いが多い画家のひとりです。岐阜の人にはご当所の馴染みがあることに加え、東京や、全国オークションでも人気が高いのでお求めの方が多いです。今回は鵜飼の作品と、修善寺でのパステルスケッチを展示しました。

傍島幹司作品は、油彩画の小品2点です。
近年、東京や愛知での従来の個展に加え、岐阜県美術館での展示や、加藤栄三・東一記念美術館での個展、岐阜放送での特番などでさらにファンが増えた岐阜在住の油彩画家です。様々な画風を試みることで知られる傍島さんですが、今回展示した2点はいずれも詩情豊かなやわらかい抽象画です。

 

作品は柳ケ瀬画廊店頭にて展示しています。
展覧会は8月30日(月)までの開催です。火曜水曜休廊。10:00-18:00。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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