柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2019.11.18

《作品紹介》熊谷守一「縁側」

熊谷守一 墨彩画 「縁側」の作品が入りました。

物干しの木に 傘と手拭いのようなものが干してあり、縁側には合羽と足袋が
置いてある、 日常の風景です。
男性のものですので、熊谷先生が外出に使われた一式でしょうか。
青い傘と足袋、黄色い雨帽子、赤茶の合羽
おしゃれな熊谷先生の外出着です (^^♪

愛知県美術館 木村定三コレクション図録によく似た作品が 掲載されています。
また、熊谷先生にお詳しい方から、この図は油彩画でも描かれていることを
教えていただき調べてみましたら
同じ構図、同じタイトル「縁側」油彩画12号で 描かれていました。

どこの家にもある日常の風景のなかからも、美しさや楽しさを見つけ出して
作品を描かれるのも 熊谷先生の魅力の一つかと思います。

昨日、「文化の日 熊谷守一展」展示作品を大きく入れ替えました。
ご案内の「縁側」は画廊に展示してございます。
お時間がございましたら ご覧くださいませ。

市川たけよ

2019.11.16

久留米市美術館・熊谷守一展

本日から久留米市美術館さん(福岡県久留米市)にて、
「熊谷守一 いのちを見つめて」展がはじまりました。春から群馬・静岡・岡山をまわった巡回展の最終会場です。
久留米会場では約150点の作品・資料が展示されています。

赤レンガの可愛い建物が目印です(*^^*)

久留米市美術館さんは2016年まで石橋美術館さんという名前で知られていました。
久留米市がブリヂストンタイヤの創業の地であるとともに、石橋さんの出身地のため、1956年に創業25周年を記念して石橋美術館としてオープンしたそうです。

石橋美術館さんが久留米市美術館さんに名前を変えた今も、
敷地内には石橋コレクションを展示した石橋正二郎記念館があり、熊谷守一の美術学校の先生であった黒田清輝や藤島武二、友人の青木繁の洋画が飾ってあります。

また、美術館さんは「石橋文化センター」の広い敷地のなかにあり、坂本繁二郎の移築アトリエ(下記写真)や、広い池を眺められる素敵な喫茶なども置かれています。

久留米市美術館さんの熊谷守一展は来年1月13日までの開催です。

展覧会のチラシは柳ケ瀬画廊店頭でもお配りしております。
お気軽にお持ちくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2019.11.10

《ブログ》香月泰男美術館さんにお出かけ

香月泰男美術館さんに出かけてまいりました。
香月さんの故郷・山口県長門市三隅にある美術館さんです(*^^*)

ちょうど「風景へのまなざし - ニューヨーク・ギリシャ編」がひらかれていました。
マティスを思わせるような色彩の美しい風景画や、
香月さんがギリシャで喜んだというケシの花などの作品、
再現されたアトリエ、たくさんの手製オモチャの展示など、とても素敵でした。

2階の展望室からは三隅の町も360度見られます。
右手の奥の山は、香月さんがよく描いていた久原山だそうです。

柳ケ瀬画廊でも現在、奥の応接室で香月さんの油彩画を展示しています。
お時間ございましたら、ぜひお出かけくださいませ。

 

香月泰男美術館さんのウェブサイトはこちらです。
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/kazukiyasuo/

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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