柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

展覧会のご案内

2024.07.04

身近な美術品展(7/4~7/31)

本日より七月の展覧会がはじまりました。
今月は「身近な美術品展」を開催いたします。

会期は7月4日から7月31日までです。
火曜日と水曜日がお休みですが、岐阜高島屋さんが31日に閉店されることに合わせて7月30日(火)31日(水)は柳ケ瀬画廊も開廊いたします。

皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

《出品予定作家》
・物故作家
熊谷守一(油彩画、日本画、書、版画)
香月泰男(油彩画、版画)
加藤東一(版画)
篠田桃紅(現代書)
日比野克彦(ミクストメディア)
前田青邨(書)

・現存作家
大森暁生(ブロンズ彫刻)
鈴木敦子(木版画)
傍島幹司(油彩画)
田村幸帆(日本画)
林武史(石彫)
山中現(木版画)

(敬称略、五十音順、追加変更あり)

2024.06.01

香月泰男展(6/1~6/23)

本日より香月泰男展がはじまりました。

香月先生は戦前は抒情的な画風で活躍しましたが、第二次世界大戦への従軍とシベリヤ抑留の経験から戦後は画風を大きく変え、黒色と黄土色を主軸とした「シベリヤ・シリーズ」で昭和を代表する画家となった洋画家です。

本展では戦後の油彩画8点、グワッシュ2点、版画6点を展覧しています。
メイン作品の油彩画「闘牛 Las palmas」は、スペインのカナリア諸島にある都市ラス・パルマスの闘牛を描いた作品です。香月先生は1972年にスペインを旅していて、翌1973年に数点の「闘牛ラスパルマス」という同題の闘牛シリーズを描いているので、本作もその頃の作品ではないかと思います。

香月先生といえば2021年には大回顧展「生誕110年 香月泰男展」(宮城県美術館/神奈川県立近代美術館 葉山/新潟市美術館/練馬区立美術館/足利市立美術館)が全国5美術館を巡回しましたが、東海地区には巡回がなく、ファンの方から残念がるお声をよく聞いていました。
画廊での小規模の香月展ですが、香月ファンの皆様にお楽しみいただけましたら嬉しいです。

 

6月1日(土)から6月23日(日)までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2024.04.27

熊谷守一展(十六銀行本店ギャラリー)(4/30~5/24)

この度、名鉄岐阜駅すぐの「十六銀行本店ギャラリー」様にて、
熊谷守一先生の展覧会を開催するご縁をいただきました。

「熊谷守一 書と日本画と生前版画展」と題して、
4月30日から5月24日にかけて熊谷作品10点を展示予定です。

熊谷先生というと油彩画の印象が強いですが、10代で上京して、最初に学んだ画塾は共立美術学館という日本画の画塾だったと言われています。そこで墨や紙の扱いを学び、特に50代以降に多くの墨の作品を描きました。
今回はそうした墨の日本画や書の作品をメインに、生前版画の作品を添えて展示しています。
墨の作品としては、白猫や草花の日本画、五風十雨などの熊谷先生らしさの伝わる書などを揃えました。

また、生前版画の作品は、シルクスクリーン、リトグラフ、木版画の三種類の技法の作品を展示しました。
生前のゴッホが1点の作品しか売れず、亡くなってから評価されたことで知られるように、生前はなかなか認められず苦労した芸術家の話はしばしば聞かれますが、熊谷守一先生は幸せなことに生前から評価され、各地の美術館や百貨店で展示が行われ、多くのファンに恵まれた作家でした。そのため、より多くのファンのために版画が多く作られています。
ファンの声にこたえるため、どの版画も熊谷先生らしいモチーフがとられています。
ぜひそれぞれの技法を比べてお楽しみください。

尚、こちらの会場は銀行さんのギャラリーのため、土日休み、9時~15時の展示です。
開廊日と開廊時間にご注意くださいませ。

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《ご紹介した展覧会の詳細》
展覧会名:「熊谷守一 書と日本画と生前版画展」
展覧会期:2024年4月30日(火)から5月24日(金)まで
展覧会場:十六銀行本店ギャラリー(岐阜県岐阜市神田町8丁目26)
休廊日 :土日祝
開廊時間:9時から15時まで
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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