柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

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2025.11.01

《作品紹介》熊谷守一 墨彩画 ぼたん

柳ケ瀬画廊では「文化の日 熊谷守一展」を開催中です。
毎秋恒例の熊谷展、今年は墨の名品が多数揃いました。

画廊の正面には牡丹の墨彩画を飾っています。
赤色、黄色、黄緑色、緑色、そして墨の黒色……様々な色彩が使われていて華やかな作品です。
大きさも15号大ですので力強い迫力もたのしめます。

牡丹という花は、熊谷先生が好み、繰り返し描いたモチーフです。
1932年から亡くなるまでの45年間を過ごした自宅の庭にも植えられていたそうで、熊谷先生のエッセイによると毎年花を咲かせていたといいます。熊谷作品には赤牡丹、白牡丹、黄牡丹など様々な花弁の色の牡丹が登場しますので、植物の手入れを好んだ熊谷先生が色々な品種を育てていたのかもしれませんね。
そう思うと作品の向こう側に牡丹を愛でる熊谷先生の姿がみえるようです。

 

柳ケ瀬画廊の熊谷守一展は11月24日までの開催です。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

 

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