2025.06.08
《ブログ》岐阜新聞さんに展覧会をご紹介いただきました
柳ケ瀬画廊では秀作鑑賞展を開催中です。
昨日6月7日の岐阜新聞さんでは、
展覧会の様子を取り上げていただきました。
記事でも紹介してくださっていますが、本展では棟方志功の「妙肌韻板画柵」のシリーズ全作品をはじめ、熊谷守一、香月泰男、東郷青児、ローランサンなど10作家による23作品を展示しています。
「妙肌韻板画柵」は「みょうきいんはんがさく」と読みます。
現在放送中の大河ドラマでも登場する浮世絵は江戸時代に広く親しまれましたが、明治になり西洋の版画技術が伝わると下火になります。そんななか、木版画の復興をしようとする芸術家たちが「新版画」「創作版画」の活動を始めました。
「新版画」は浮世絵と同じく絵師・彫師・摺師による分業で作品を仕上げるやり方を唱え、「創作版画」はひとりで自画・自刻・自摺のすべてを行うやり方を唱えました。棟方志功は後者の創作版画の運動に関わるやり方で、本作「妙肌韻板画柵」でも作品奥付に「自画・自刻・自摺 棟方志功」と記されています。
どれも小ぶりの作品で、個人コレクターの方でも気軽に飾り替えのできるサイズとなっています。
13作品を季節や気分にあわせて飾りかえてみてはいかがでしょうか。
展覧会は6月29日までの開催です。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子